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増田丞美のオプション塾トップ > 投資戦略 > 3.なぜオプションか

3.なぜオプションか

「1.オプションとは何か」と「2.オプションを取引するために初めに覚えるべき最小限の知識」をご覧になったオプション初心者の方の印象の多くは"難しそうだ"、"面倒だ"、"覚えることが多すぎる"といったことではないでしょうか?

"面白そうだ。是非取引してみたい。"と思われる投資家は少ないのではないでしょうか?
だからこそ、「オプションをどうやって取引して利益をあげるのか」(=How)よりも「なぜオプションなのか」(=Why)について考えることはとても大事なのです。


以下はエンジュクのブログ(2010年5月26日)からの引用です。まず、以下をお読みください。


「昨夜はS&P500ボラティリティインデックスを見るかぎり凄まじい展開だったと正直感じる。このような展開を見るのは2008年以来だ。2008年を経験しているので少々のことでは驚かない私も昨夜は「来るべきもの(「市場の暴落の二文字」)が来るか」と頭をよぎった。寄付前にS&P500は一時前日比30ポイントの下落。ニュースを見るとアジアでは「北朝鮮」が軍事行動の用意をしているというニュース("デマ"との情報もある)に端を発して韓国市場で通貨と株式市場が急落、日本・アジア株軒並み下落、欧州でスペインの貯蓄銀行の救済問題浮上、IMFがスペインの4大銀行の合併を促す等のニュースで欧州株下落、ユーロ下落、その後に、S&P500先物が米市場寄付前から大幅下落と続いていた。そして、友人から「ハーバード大学教授で株式の空売り屋が暴落を予想」というメールが届いた。きな臭さが漂う感じの中で、自分のポートフォリオ、ヘッジファンドのポートフォリオをチェックした。「暴落」があっても大丈夫だと再確認できて思わず顔が緩むのを感じた。
私のポジションは、ユーロ・コール売り、S&P500コール売りをコアに、さらに、米個別株コールを多く分散してショートし、一部の銘柄でボラティリティが下がれば利益になるボラティリティスプレッドを組んでいる。また、コモディティでもいくつの銘柄のコールをショートしている。コモディティのボラティリティもかなり増加した。昨夜まで米債券をロングしていたが利益を確保した。債券価格が予想以上に上がったからだ。通貨と株のコールはボラティリティが大きく増加したあとにさらに増し玉した。短期戦略で、確率的には「負けるほうが難しい」というポジションだ。オプション市場では面白いことに「負けるほうが難しい」という状況にしばしば遭遇する。今はそのような状況が多くみられる。「優位性」とは何を意味するのかそれを見ると本当にわかるであろう。あなたもオプションを取引したくなるはずだ。」

以上のブログの終りに、"オプション市場では面白いことに「負けるほうが難しい」という状況にしばしば遭遇する。

今はそのような状況が多くみられる。「優位性」とは何を意味するのかそれを見ると本当にわかるであろう。あなたもオプションを取引したくなるはずだ。"と書かれてあります。

これが「なぜオプションか」という疑問に対する一つの回答です。オプション市場には株式市場や先物市場では見ることのできないオプション市場だけに備わった構造的優位性があるのです。また、オプション取引では、株式売買や先物取引で実行できない独自の戦略(ポジション)を組むことができそれを利用して株式や先物よりもずっと優位な立場に立って利益を上げることができます。

一つの例をあげましょう。以下はあるアメリカの株式銘柄の株価の推移を示したチャートです。

株価は高値80ドルから1ヶ月ちょっとの間に一時半値に近い42ドルまで下落しました。売られすぎと感じ、ここから株を買えば儲かるかもしれません。一方、株価が更に下落するリスクもあります。

オプションではどうでしょうか。4週間以内に株価が元の高値80ドルに達さなければ利益を得ることができるポジションを取ることができます。株価が現在の40ドル台の水準から4週間で80ドルに達する可能性はあるでしょうか。ないと言い切れません。

しかし、直感的にもその可能性は非常に低いといえないでしょうか?いずれにせよ、オプションではそのような戦略の基にポジションを建て、利益をあげることができるのです。このような利益の上げ方は株式投資ではできません。

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以上はオプション取引で利益をあげるための方法の一つにすぎません。

ここで伝えたいポイントは「オプションには株式投資や先物取引とは全く違う"ゲームのルール"と"ゲームのやり方"が存在する」という単純なメッセージです。そして、これが「なぜオプションか」に対する回答です。


次の記事(4.オプションを使ってどうやって利益をあげるのか)へ


投資戦略記事一覧
1.オプションとは何か
2.オプションを取引するために初めに覚えるべき最小限の知識
  1)原資産
  2)限月
  3)権利行使価格
  4)コール/プット
  5)プレミアム
  6)原資産の現在の価格(株価)と権利行使価格との関係
  7)時間価値と本質的価値
  8)タイムディケイ
  9)ボラティリティ
  10)ギリシャ文字
  11)ブラックショールズ・モデル
3.なぜオプションか
4.オプションを使ってどうやって利益をあげるのか
5.オプション市場におけるもう一つの隠れた相場
6.オプションとは何か、再び
7.さらに詳しく知りたい方への特別無料プレゼント

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投資戦略
  • 1.オプションとは何か
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  • 8)タイムディケイ
  • 9)ボラティリティ
  • 10)ギリシャ文字
  • 11)ブラックショールズ・モデル
  • 3.なぜオプションか
  • 4.どうやって利益をあげるのか
  • 5.もう一つの隠れた相場
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増田丞美の著書
    1999年から2010年までオプションに関する著書・訳著は数え切れず、amazonのオプションカテゴリでも常に一番人気を維持し続けている。
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