5.オプション市場におけるもう一つの隠れた相場
以下はブログの紹介です。
「昨夜(2010年3月3日)はMDVN(=米株式銘柄)一色でした。それほど3-4週間待たされた自分のオプションのポジションに興奮した一夜でした。・・・「興奮」するとはプロにあるまじきことかもしれません。皆さんはお笑いになるかもしれませんが、「ストラングルスワップ」では同じような成功体験を過去何度も味わっているのですが、いつも興奮します。昨夜は「ビューティフル!」と叫んでしまいました。」
このビューティフルなトレードを説明する前に以下のチャートをご覧ください。
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このチャートは株価ではなくボラティリティの推移を示したものです。
ここでまず理解していただきたいのは、この例においては株価変動の方向性は関係ないということです。株価の暴騰・暴落に関係なくボラティリティが急落する運命にありました。期待されていたことが起きなかったか起きたかが判明した時点でボラティリティは急落する運命にあったのです。
以上はボラティリティ変動の事実を掲げただけです。ここからがその背景の説明です。
チャートにおいて黄金色のラインはIV(インプライドボラティリティ)で、青色のラインはHV(ヒストリカルボラティリティ)である。
HV株価の"実際の"の変動の大きさを表しています。一方のIVは市場参加者(オプショントレーダー)が将来の株価変動について"期待"している変動の大きさを表しています。
この差は"現実"と"期待"の差ということができます。期待が裏切られても期待通りに事が起こっても、HVが離れて大きく上昇したIVはやがて減少します。その差が大きければ大きいほどIVは最終的には「崩壊」という言葉に相応しいくらい崩れて終わりを遂げます。
これはブラックショールズ・モデルには掲げられていない。IVは市場参加者の感情の反映です。
そして、上昇したIVは必ず・・・繰り返しますが、"必ず"、"一つの例外もなく"・・・減少するのです。
オプションでは、株価変動を見ることなく以上のボラティリティだけを見てポジション(ボラティリティスプレッド)を組みボラティリティの変化から利益を上げることができます。ボラティリティ自体が一つの相場なのです。
以上は数学に例えれば「フェルマーの最終定理」(Fermat's Last Theorem)であり、"オプションの最終定理"と言っていいでしょう。これを数学的(理論的)に証明するのは困難です。なぜなら人間(市場参加者)の感情は数式には表れないからです。しかし、現実に、ボラティリティという数値には人間の感情が反映されているのです。そして、そこには一定の法則が存在します。
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投資戦略記事一覧
1.オプションとは何か
2.オプションを取引するために初めに覚えるべき最小限の知識
1)原資産
2)限月
3)権利行使価格
4)コール/プット
5)プレミアム
6)原資産の現在の価格(株価)と権利行使価格との関係
7)時間価値と本質的価値
8)タイムディケイ
9)ボラティリティ
10)ギリシャ文字
11)ブラックショールズ・モデル
3.なぜオプションか
4.オプションを使ってどうやって利益をあげるのか
5.オプション市場におけるもう一つの隠れた相場
6.オプションとは何か、再び
7.さらに詳しく知りたい方への特別無料プレゼント
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